こんにちは!

三兄弟のオカンあざみです

登場人物紹介→コチラ☆


前回の続きです。まだの方は↓コチラから
①ずっと大事に置いていたら
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②捨てる決意と次第に変わる心

いつもどっさり工作を持って帰ってくるだいごろうが、この日持ち帰ってきたのは小さなカバンのようなもの一つだけだった。特に不思議に思うこともなく、一時保管場所へ入れた。
今からは走り去るように過ぎていく怒涛の夕方タイムだ。夕飯つくってお風呂入れて洗濯して歯磨きして寝かして……今からこなしていく一通りのスケジュールを考えながら

「そうだ、明日はゴミの日だ。」

そんなこと考えていた。するとだいごろうが




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どこに工作があるか聞いてきた
明日ゴミの日だな……なんて考えてたから思わずドキッとした。だいごろう、いつもなら作った工作は大体ほったらかしにしているのに、この日ばかりはどこにあるのか聞いてきた。
「よかった、まだ捨ててない。」心の中でほっと胸をなでおろして、工作のある場所を教えた。


すると






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だいごろうから工作のプレゼント
「ママに指輪つくったからプレゼント」と言って、オカンに差し出した。
てゆうかそれカバンじゃなくて指輪だったんかい!なるほどね~持ち手だと思ってたところに指を通すわけだ。そして物入れる所はどデカイ宝石だ!デカすぎぃ!
大富豪のような指輪をプレゼントされてビックリするオカン。









と思いきや










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中から小さな指輪がでてきた
金色のモールに一粒のビーズを通して作られた小さな指輪がカバンの中から出てきた。
あ……それやっぱりカバンだったんだ。ていうか、指輪を入れる為のケースだったんだね。中に入っていたなんて気づかなかった。
いやいや、カバンなんだから中に何か入れる可能性が高いのに「中身を見ようともしなかった」が正しいかな。
そしてふと思った。もし気づかないまま明日になっていたらどうなっていたのだろう。せっかくだいごろうが私の為に作ってくれた指輪を見もせず捨てていたのかな。ちょっぴり心がズキっとした。

結局捨ててないんだけど、捨てようとしていた自分に罪悪感を感じた。
そんなオカンの気持ちも知らないだいごろうは



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指輪を人差し指にはめてくれた
不思議なことにサイズもピッタリ!きっと一生懸命私のことを思い出して作ってくれたんだね、そう思うと胸が熱くなった。
そういえば最近、三人の子どもの世話に追われてイライラして怒ってばかり、工作を持って帰ってきてもだいごろうとゆっくり話もしてなかったなと反省。
年少の頃はあんなに嬉しかった工作が、時が経つにつれて慣れてしまったり忙しさで喜びが薄れて、大切なことを忘れてしまっていた。そんなことを、この指輪が思い出させてくれました。

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この指輪は、その気持ちを忘れないために私の宝箱にしまいました。
だからと言って、最初に戻って工作をすべて置いておくのはやはり物理的に不可能です。だけど初心に帰って、子どもたちと工作について話したり一緒に喜んで褒めてあげる時間をもっとつくろう。その後は写真に残して捨てることに決めました。

工作だけじゃないけど、はじめは服のボタンが自分でできるようになっただけで嬉しくて褒めていたのに、今では「早くしなさい!」ばかり言ってしまう自分がいます。だけど、まだたったの5歳。自分のこともまだ完璧に出来るわけがない。弟がいるから特に多くを求めてしまいますが、その時はこの指輪を見て思い出して、初心に帰ろうと思います。
3パートに渡って書いてきました「子どもの工作どうする問題」今回でおしまいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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↑美しき兄弟愛の「裏側」


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↑だいごろうが考えたさぶちゃんが笑顔の理由


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